この『タルトタタンの夢』は、古本屋で安めに売られていたから適当に買った本だった。そのまま適当に読んだ。すごく良かった。
食べ物の描写がすごく美味しそうで、美味しいものを食べて生きていく気持ちが高まった。
いわゆる「人の死なないミステリー」としてのほのぼの謎解きが無理なく、面白く展開されている。この形式を好むルーツはたぶんレイトン教授シリーズだと思う。あれはたまに人は死ぬけど。
短くて面白いのが一番優れているだろうという思想があるので、短編を重ねていくスタイルの短編集はすごく好き。
2019.4.30 02:13