『ハーモニー』伊藤計劃
ついさっき同じ学部の全く話したことのない子のTweetで、今日が伊藤計劃没後10年であることを知った。
別に悲しいわけではなく、ただそうなのか、知れてよかったなと思った。
例えば私の好きな作家で、誰でもいいが、例えば山田詠美が没後10年だと言われても意味は感じない。
しかし伊藤計劃は、夭折で死ぬ間際までこの作品書いてたみたいなエピソードがある作家だから、作家本人の死になんとなく意味がある気がしてしまう。
『虐殺器官』が人文科学SFで、ものすごく面白かったから『ハーモニー』も読んでみた。
こっちも悪くないというか普通に面白かったけど、『虐殺器官』のほうが大差をつけて面白かった。
だからブログには書いていなかったのだろうか。面白かったら書くわけでもなく、なんとなく書きたいときに書いているだけだからわからない。
本当は読んだ本は全部書きたいと思っている。私は読んだ本の内容どころか、タイトルも読んだそばからほとんど忘れるから。
小さめのノートに、タイトルと作者と読んだ日と3行くらいの感想を書いていた時期もあった。3年くらい続いていた気がする。それはほとんど全部書けていたから、そっちの方がいいのかもしれない。
いまは2割も書いてない、つまり8割は読んだかどうかすら忘れる。
ブクログをやってみたこともあるが、いま見てみたら5冊しか登録していなかった。
『ハーモニー』の話を少しだけ。
印象的なシーンとして、砂漠で酒とタバコを入手するシーンがあった。
言われ尽くしていることではあるが、酒とタバコがこんなに自由に入手できるのは、珍しい世界だと思う。
2019.03.20 22:37