『涼宮ハルヒの消失』京アニ
ハルヒシリーズをこの年まで観たことがなかった。
同い年の子たちは共感してくれると思うが、ハルヒ系は世代がほんの少しだけズレていて、リアルタイムでは観ていないけど古典のノリで観る作品でもない。
だから有名な作品なのに、なんとなく観る機会がなかった。
エンドレスエイトの存在は知っていた。
知っていたが本当にふわっとした、なんか放送事故?でしょう?という認識しかなかった。
実際に観てみると思っていたほどエンドレスではなく、そんなに飽きずに観ることができた。
しかし放送で観ていて実際の時間経過としてに8週間かけられたら、ひと息に3時間ほどで観ていなかったら、飽きるし事故だと言いたくなるのだろう。
ひと息に観た感想としては、キョンたちも繰り返しに気付いてくれるのなら、長門なんかは私たち以上に繰り返しを認識してくれているし、それなら観れないことはないんじゃないかな、そう思った。
消失の最後にキョンがハルヒを怒るシーンの、ハルヒの不機嫌な顔の表現がすごく綺麗だった。
文化祭も良かった。平野綾の歌が上手い。ハルヒがまともな子にみえた。
普段はキョン視点だから、ハルヒがやばい奴にみえているが、自分の能力を活かしながら楽しく高校生活送ってるだけの普通の女子高生にみえるようになった。
『涼宮ハルヒの憂鬱』で、私たちもSOS団への強い愛着を持ってしまっているから、作り変えられた世界でキョンに移入して本当に焦ることができる。
キョンの焦ると全く客観視できない感じがかわいい。
本来の長門はこの文芸部の長門で、ハルヒが宇宙人あれと願ったから宇宙人になっていたのかなという気がしたけど、どうなんだろうか。
最終的に本来の長門は宇宙人の長門で、バグって改変して文芸部の長門になったと説明されたが、ハルヒが宇宙人あれと願わなかった場合の世界の長門と、ハルヒが力を持たない今回の異世界の長門は同じな気がするから、やっぱり本来の長門は文芸部の長門なんじゃないかと思う。
観終わったばかりだしこんな時間だからわからなくなってきた。
それにしても面白かった。
学園ラブコメの正解が出ている。
SFとしてもすごく面白い。
最後のキョンが2人になって自問自答するシーンで、やれやれ系主人公へのアンサーも出ている。
化物語も少し観たけどあららぎさんが嫌いすぎてやめてしまって、好きな友達が大好きな作品でも面白く感じられないし、やっぱりアニメは合わないのかなと思っていた。
アニメが面白く感じられたことが嬉しい。
『めだかボックス』は大好きだし、物語シリーズも小説で読んだら好きだったのかなとも思うけど。
あららぎさんがダメでキョンは大丈夫な理由はなんだろうか。
SAOとかリゼロとか、あまりラノベを読んでこなかった私でも知ってる作品は、どうせ面白いんだろうから読んでいこうかな。
2019.03.20 04:36