生活の倫理

生活の感想

『虐殺器官』伊藤計劃

 

 

これは読んだらいい。

 

 

すごい。面白い。賢い。

 

 

ハーモニーも絶対に読む。

 

 

SFって嫌いではないんだけど、そこまで好んで読んでこなかった。でもいいものだね。

 

平山夢明とか小林泰三は好きだけど、あの辺はSFには入るのかな。

 

 

この作品は説明のもっともらしさがものすごい。

確かにそうだね、脳の特定の部分をマスキングしてね、痛みを知覚できるけど感覚はしない状態にね、うんうんできるよね、と思ってしまう。

 

科学のもう少し発展した世界を描くジャンルだから、もっともらしさを出すことが上手いのはもう、1番なんだと思う。

 

 

私は梓崎優がすごく好きなんですけど、その感じもあったね。

 

 

理解はできるけど共感はできない価値観。

 

 

梓崎優そろそろ新作出してないかな。後で調べてみます。

 

 

1つ前の記事で書いたけど、いま文字通り積んである本がたくさんある。なのに読みたい本が増えてしまう。

 

 

この本はなぜ読んだかというと、2ちゃんねるの「お前らのおすすめ小説教えろ」みたいなスレで絶対に名前があがっていたから。

 

 

だから読み始めてすぐは

「ふんふんめっちゃ強い特殊部隊だけどナイーブで文学青年な僕ねラノベじゃん?」

みたいな、おすすめに従って読んでおいてなんだお前みたいな態度で読んでいた。

 

 

推されるものにはそれだけの理由がある。

 

 

2ちゃんねるをもう少し信用します。

そういえばなんか5ちゃんねるになったよね、なんでなんだろう。

 

いろんなことを知っていくのは大事なことですね。

 

 

2018.10.05 02:57