生活の倫理

生活の感想

『gossip girl』

 

シーズン1をいま観終わった。

 

 

SATCが好きな人はこれも好きだと思う。

私はSATCが大好きなので、これも大好き。

 

ニューヨークのセレブ高校が舞台で、主要キャラにクラスの人気者枠のセリーナとボス枠のブレアっていう女の子と、王子様枠のネイトとボス枠のチャックって男の子がいる。

 

このセリーナとブレアがめちゃくちゃに可愛いから、みんな本当に、ちょっとだけでも観てみてほしい。

プライムで配信してるし、気に入らなかったらやめればいいから。

 

2人とも顔がめちゃくちゃに可愛いのに、いつもめちゃくちゃに可愛い服を着ていて、そしてすぐパーティをするからめちゃくちゃに可愛いドレスをばんばん着る。可愛さを浴びせられる。それだけで面白い。

 

 

女の子もとても良いが、ボス枠の男の子であるチャックがまた、めちゃくちゃかっこいい。

 

 

途中から本当にチャックが大好きになってしまい、チャックがかっこいい顔をする度に歓声を上げながら観ていた。

 

 

 

あまり俳優に詳しくなく、演技の巧拙も本気でわからないと思い生きているが、チャックをみていて、これがもしかして演技が上手いということなのかなと思った。

 

 

プレイボーイでいろんな女の子にどんどん手は出していくが、チャックは毎回ちゃんと没入顔をするというか、完全に君に夢中ですという雰囲気で迫っており、すごくエロい。

 

プレイボーイだし悪い男なので、全員に本気なわけでは全くない。

 

毎回本気だが気が多いために結果的に手数が多いのではなく、本当に軽くどんどん手を出す。

 

それなのにちゃんと毎回、君に夢中オーラを出せる。チャック本当にかっこいい好き。

 

 

このただでさえ魅力的なチャックが、シーズン1の半ばあたりからブレアを本気で好きになる展開がある。それ以降は愛を知った怪物感というのか、観たらわかるが説明しにくい、とにかくものすごく良い構成要素が加わって、あり得ないくらいかっこよくなる。

 

後半は本当にチャックが出てくるのを心待ちにしてた。ダンらへんのヴァネッサとかジョージーナとかのゴタゴタはいらないから、チャックの話をしてくれ。

 

 

この感想は私がチャックのことが大好きだからなのか、実際にチャックが圧倒的にかっこよく描かれてるからなのか。

 

みんなも観てみて、推しを教えてほしい。ネイト派やダン派はいるのだろうか。

 

2019.5.13 6:45

『タルトタタンの夢』近藤史恵

 

 

この『タルトタタンの夢』は、古本屋で安めに売られていたから適当に買った本だった。そのまま適当に読んだ。すごく良かった。

 

 

食べ物の描写がすごく美味しそうで、美味しいものを食べて生きていく気持ちが高まった。

 

 

いわゆる「人の死なないミステリー」としてのほのぼの謎解きが無理なく、面白く展開されている。この形式を好むルーツはたぶんレイトン教授シリーズだと思う。あれはたまに人は死ぬけど。

 

 

短くて面白いのが一番優れているだろうという思想があるので、短編を重ねていくスタイルの短編集はすごく好き。

 

 

2019.4.30 02:13

『医学生』南木佳士

 

 

南木佳士は高三の秋くらいかな、過去問に天地有情というエッセイが出題されいて初めて知った作家だった。

 

 

 

この天地有情がすごく良くて、救いになったことは前にも書いたと思う。

 

 

 

受験が終わったら南木佳士の作品をたくさん読もうと思っていたけど、実はあんまり読めていなかった。

 

 

Amazonの中古出品が意外に使えることに気づいて本を爆買いしたときに、南木佳士を3冊買った。

天地有情』と『阿弥陀堂だより』と『医学生』だ。

 

 

読んで一番思ったことは、思考や好みがふわふわした人間だからこそ、実学を学ぶべきだったかもしれないということだ。

 

最近友達(さよ)とも言っていたことだけど、鬱傾向がそれなりにあって基本的なスタンスが辛めの人間は、せめて他の人間の役に直接的に立って、そこに存在意義を見出していかないといけない。

 

工学部とかに行って、インフラを整備した方が良かった。哲学とかは知らん。

 

 

 

北海道に行ったときに、道路作るのは重要なことだと、強く思った。

 

作ってもすぐに古くなり、また張り直さないといけない。しかし張り直せば、とても多くの人が、また十数年快適に暮らせる。これは救いだ。

 

 

世界の進行は直線的じゃなく循環していて、私も世界の循環の一部だと思いたい。

 

いまの私になにができるのか。役に立つことは、つけめんとまぜそばのどちらを食べるか聞いて回るくらいしかしていない。

 

美味しい食べ物を食べさせることは、他人に幸福を提供することで、根源的な生きる意味に繋がる。いまのバイトを始めてから、そう感じている。

 

 

他利的な意味ではなく、純粋に自分の幸せのためにも、他人を幸せにすることは意味のあることだと思う。

しかし他利を実感できる職業は、大抵賃金が安い。

 

私は美味しくて高いご飯を食べてお酒を飲みたいし、いい気分になれる服を着ていたいし、広くて綺麗な住みやすい部屋で暮らしたい。

 

自分が幸せになりたいという欲望には、他人を幸せにすることが含まれていて、その折り合いをどうつければいいのかわからない。

 

2019.4.30 1:19

『おやすみプンプン』浅野いにお

 

複数性。

 

 

人間の条件だ。

 

 

わかるが難しい。

 

 

「私が子供を産んだら諦めたんだなと思って、でも思うだけで言わないでほしい」

 

 

こんなことをベタだとも言わずに聞き流してくれた友達はもう遠い。

 

 

1人暮らしに耐性がつかない。

 

 

2019.03.20 21:08

『ハーモニー』伊藤計劃

 

 

ついさっき同じ学部の全く話したことのない子のTweetで、今日が伊藤計劃没後10年であることを知った。

 

 

別に悲しいわけではなく、ただそうなのか、知れてよかったなと思った。

 

 

例えば私の好きな作家で、誰でもいいが、例えば山田詠美が没後10年だと言われても意味は感じない。

 

 

しかし伊藤計劃は、夭折で死ぬ間際までこの作品書いてたみたいなエピソードがある作家だから、作家本人の死になんとなく意味がある気がしてしまう。

 

 

虐殺器官』が人文科学SFで、ものすごく面白かったから『ハーモニー』も読んでみた。

 

 

こっちも悪くないというか普通に面白かったけど、『虐殺器官』のほうが大差をつけて面白かった。

 

 

 

だからブログには書いていなかったのだろうか。面白かったら書くわけでもなく、なんとなく書きたいときに書いているだけだからわからない。

 

本当は読んだ本は全部書きたいと思っている。私は読んだ本の内容どころか、タイトルも読んだそばからほとんど忘れるから。

 

小さめのノートに、タイトルと作者と読んだ日と3行くらいの感想を書いていた時期もあった。3年くらい続いていた気がする。それはほとんど全部書けていたから、そっちの方がいいのかもしれない。

 

いまは2割も書いてない、つまり8割は読んだかどうかすら忘れる。

 

ブクログをやってみたこともあるが、いま見てみたら5冊しか登録していなかった。

 

 

 

 

『ハーモニー』の話を少しだけ。

 

印象的なシーンとして、砂漠で酒とタバコを入手するシーンがあった。

 

言われ尽くしていることではあるが、酒とタバコがこんなに自由に入手できるのは、珍しい世界だと思う。

 

 

2019.03.20 22:37

『涼宮ハルヒの消失』京アニ

 

 

涼宮ハルヒの憂鬱』は『涼宮ハルヒの消失』のためにあった。

 

 

ハルヒシリーズをこの年まで観たことがなかった。

同い年の子たちは共感してくれると思うが、ハルヒ系は世代がほんの少しだけズレていて、リアルタイムでは観ていないけど古典のノリで観る作品でもない。

だから有名な作品なのに、なんとなく観る機会がなかった。

 

エンドレスエイトの存在は知っていた。

知っていたが本当にふわっとした、なんか放送事故?でしょう?という認識しかなかった。

 

実際に観てみると思っていたほどエンドレスではなく、そんなに飽きずに観ることができた。

 

しかし放送で観ていて実際の時間経過としてに8週間かけられたら、ひと息に3時間ほどで観ていなかったら、飽きるし事故だと言いたくなるのだろう。

 

ひと息に観た感想としては、キョンたちも繰り返しに気付いてくれるのなら、長門なんかは私たち以上に繰り返しを認識してくれているし、それなら観れないことはないんじゃないかな、そう思った。

 

 

消失の最後にキョンハルヒを怒るシーンの、ハルヒの不機嫌な顔の表現がすごく綺麗だった。

 

文化祭も良かった。平野綾の歌が上手い。ハルヒがまともな子にみえた。

普段はキョン視点だから、ハルヒがやばい奴にみえているが、自分の能力を活かしながら楽しく高校生活送ってるだけの普通の女子高生にみえるようになった。

 

 

涼宮ハルヒの憂鬱』で、私たちもSOS団への強い愛着を持ってしまっているから、作り変えられた世界でキョンに移入して本当に焦ることができる。

 

キョンの焦ると全く客観視できない感じがかわいい。

 

 

本来の長門はこの文芸部の長門で、ハルヒが宇宙人あれと願ったから宇宙人になっていたのかなという気がしたけど、どうなんだろうか。

 

 

最終的に本来の長門は宇宙人の長門で、バグって改変して文芸部の長門になったと説明されたが、ハルヒが宇宙人あれと願わなかった場合の世界の長門と、ハルヒが力を持たない今回の異世界長門は同じな気がするから、やっぱり本来の長門は文芸部の長門なんじゃないかと思う。

 

 

観終わったばかりだしこんな時間だからわからなくなってきた。

 

 

それにしても面白かった。

学園ラブコメの正解が出ている。

SFとしてもすごく面白い。

 

 

最後のキョンが2人になって自問自答するシーンで、やれやれ系主人公へのアンサーも出ている。

 

 

化物語も少し観たけどあららぎさんが嫌いすぎてやめてしまって、好きな友達が大好きな作品でも面白く感じられないし、やっぱりアニメは合わないのかなと思っていた。

 

アニメが面白く感じられたことが嬉しい。

 

 

めだかボックス』は大好きだし、物語シリーズも小説で読んだら好きだったのかなとも思うけど。

あららぎさんがダメでキョンは大丈夫な理由はなんだろうか。

 

 

SAOとかリゼロとか、あまりラノベを読んでこなかった私でも知ってる作品は、どうせ面白いんだろうから読んでいこうかな。

 

 

2019.03.20 04:36

『御不浄バトル』羽田圭介

 

 

羽田圭介が好きだ。

 

 

 

作品も好きだが、顔がすごく良い。

 

 

 

でもこの本はあんまりだった。

古市憲寿の解説はよかった。

 

 

通勤途中にある綺麗なトイレの争奪戦や、排便や便所飯の描写は面白かった。

 

けどそれ以外のところ、恋人も会社もダッチワイフも、なんとなく入れといた感があった。

 

 

 

短編がよかったんじゃないかな。

 

 

無理にトイレ以外の世界を広げないほうがよかったかも。

 

 

『黒冷水』と『スクラップ・アンド・ビルド』はすごく好きなので、みんな気が向いたら読んでみてね。

 

2019.3.05 17:29