『人のセックスを笑うな』山崎ナオコーラ
最近の好きなこととして、ブックオフで100円で投げ売られてる文庫本を10冊くらい買うということがある。
100円の本は全然知らない作家の知らない本か、売れた本だから在庫がいっぱいあって100円になってる本だ。
たまに状態が悪いから100円って本や、これ値付け間違えてないかなって本もあるけど。
まあそんなわけで、何年か前にすごく売れたこの本をいまになって読んだ。
想像するとまではいかないけど、思い浮かべてた内容は、まずは主人公は女の子。まあ22とか23とかそんなくらい。それでなんらかストレートではない恋愛ものだろうなって。
山崎ナオコーラっていう名前の語感と女性っぽさのせいもあるのかな。
実際にストレートではない恋愛ではあったけど、びっくりしたのは主人公が男の子だってこと。
あらすじとしては、主人公は美大に通う学生で、そこの講師をやっている年上の女の人のことがちょっと気になってた。その先生が来た飲み会から一緒に帰ったときのことがきっかけでどんどん好きになっていくんだけど、先生は既婚者、みたいな。
食べ物の形容に食べ物を、音楽の形容に音楽を、小説の形容に小説を使うのはどうなんだろうと思ってるんだけど、どうしてもなんとなく『僕は勉強ができない』を思い出した。主人公の空気感が秀美くんに似てる。
読んで時間たっちゃったから忘れちゃったや。
2018.5.29 02:03
『恋とニュースの作り方(Morning Glory)』ロジャー・ミッシェル
Amazonプライムで次はこれがおすすめみたいなのに出てきたから適当に観てみた映画。
本当に私はAmazonに支配されてるな。
評価が4.5で結構良かったっていうのも適当に観てみた理由の1つ。ミーハーだからさ。
普通に面白かったけど、評価高い割には別にそこまででもなかったかなって感じかな。
あんま感想ないや。
2018.05.20 20:46
『水星』tofubeats
電車の中でスマホ触ったり本読んだりしながらずっとこの曲を聴いてた。
アルバムリピートならまだしも1曲って飽きるだろと思うかもしれないけど、気に入った曲はそればっか無限に聴いてしまう。
特にこの曲は、いろんな人が歌ったのとインストとアカペラが入ってるアルバムがあるから、本当に無限聴きができる。
「君は知ってるかい踊らな死ぬことを」で始まって終わるまで歌詞がずっとかっこいいのなんなんだろう。ダサい部分探そ。
いま歌詞見てきたんですがなかったですダサい部分すごいね。
ミラーボールに乗ることなんてない。なのにミラーボールに乗ったら水星にでも旅に出たくなるのめちゃくちゃわかる。ifがないのにifの先が超ある。
こういうものすごいのを1つだけ作って、余生を送りたいな。
tofubeatsになりたい。
2018.05.15 21:58
『Sex and the City 2』HBO
家にいる時間だいたい観てるんじゃないかな。
もうずっと観てる。ほんと好き。
観てても全然疲れないし、どんどんキャリーとミランダとシャーロットとサマンサに親近感が湧いてくるというか、もはやイマジナリーフレンド感が出てくる。
あんな楽しそうな生活になるなら将来の夢セックスコラムニストだよもう。キャリーになりたい。
セックスコラムニストといえば、なんか1と2ではキャリーがコラム書いてることを友達3人くらいしか話題にして無かったのに、3では恋愛相手の男がキャリーのコラムを認識し始めた。
1と2観てるときは、こいつと関係持ったら絶対コラムに書かれるのになんで男はキャリーに行くんだろとはずっと思ってたから、そのほうが自然ではあるんだけど。
SATCは人気シリーズだから1年ごとくらいに放送してたみたいなんだけど、2年を経て視聴者の意見取り入れ始めたのかな。
3の感想になっちゃった。いま3観てるから。
2の新しかったところは、なんとなく新鮮な感じの画面が多かったとこ。なんでかなって考えたら、たぶん1ではずっと都会に居たしセックスも基本ホテルとか部屋でしてたけど、2ではバカンス行ったり若い男と付き合ったりしてたからかな。
都会で生活してるキャリーたちを観るのはめっちゃ面白いけど、都会民だからこそバカンスとかも行くよなーって、むしろ都会感感じた。この感想なんかダサいな。
それでは3観てきます。
2018.5.15 21:34
『キューティ・ブロンド(Legaiiy Blonde)』ロバート・ルケティック
良い映画〜。正解出てる〜。
アメリカの可愛い女の子が振られた恋人を追ってハーバードを目指すって導入からまず最高。
恋愛モノと受験モノってみんな好きじゃん。
映画とか小説って、基本的に最初の3分の1くらいは我慢の時じゃないですか、なのに最初から面白い。書き出しが面白い作品は売れるってやつ。
アメリカっぽい可愛いピンク色な女の子たちが、アメリカっぽい可愛い高校の寮で共同生活してる画から始まるんだけど、これがもう最高に可愛い。
可愛い女の子たちが運動したりネイルしたりおしゃべりしたりしてるのが映像としてこんなに良いとはって感じ。
最高の映像で始まってからのスピード感も最高。
主人公のとっても可愛い最高な女の子が、可愛くて最高なのにブロンドの女は馬鹿っぽくて世間体が悪いからってハーバードに行くボーイフレンドに振られる。
頭良いぞってところをみせてよりを戻そうと主人公もハーバードを目指し始めて、フィクション特有のアップテンポな音楽に合わせて数ヶ月が過ぎるやつがあって、ハーバード入学。
ここまでほんと早いよ。
ハーバードに入学してからは、まあなんやかんやしながら最後は大成功して弁護士になって元カレもこっちから振るって映画。
こーんな楽しい可愛い映画で、しかもちゃんとメッセージ性もあるよって、もう正解じゃん。
そんなにいっぱい映画観ないから、正解出されるのに弱いんだよ。ズートピア大好き。
Twitterにもつぶやいたんだけど、作品は最高ながら1個ちょっとどうしてもだめなとこがあった。
洋画はいつも字幕付けつつ音声の意味もなるべく取るように観てるんだけど、主人公が昔の夢をVictoria's Secret(以下ヴィクシー)のモデルだったって言ってるのに、字幕ではネグリジェのモデルになってたとこ。
もうほんとにあほかと。
ヴィクシーのモデルって、トップオブトップモデルなんですよ。
オーディションとかもめーっちゃ厳しいくて、世界のトップモデルのほとんどがヴィクシー出身みたいな、そんなやつなんですよ。
それをネグリジェのモデルって。いや合ってるけどさ。映画の翻訳者なら、文化にも最低限精通しておくのも大事でしょ。
この映画も、ブロンドの女の子の可愛くてセクシーだけど頭が軽いってステレオタイプを批判してる映画なのに。1番やっちゃだめな間違いじゃない?
作品自体は本当に主人公が魅力的すぎる最高映画でした。暇だったら観てみてね。翻訳トラップは回避できるはずだから。
2018.05.18 20:57
『WALKING DEAD』フランク・ダラボン
流行るだけある〜。
SATCでも思ったけど流行った作品はやっぱり面白いんだな〜。
ミーハー気質だからってこともあるかもだけど。
ミーハー気質って書いたら当世書生気質って言葉が浮かんで、当世ってなんやねんと思った。
調べたら小説らしいですね、読んだことないけど。読んでみようかな。当世ってなんやねん。
この作品は高校の友達とかと、お酒飲みながら部屋暗くして夜更かししながら観るのが楽しいと思う。
ドラマとかってそれ自体よりもその話をするのが楽しかったりするからさ。
ゾンビ物ってゾンビも怖いけど、物語が進むにつれてシェルターがあるらしい都市とか政府の災害対策チームとか、他の地域の生き残りとかっていう希望がどんどん減っていくのが怖い。
仲間の死は増えたり減ったりが激しいから大丈夫だけど、そういう大きいものはほんとに減る一方な感じだから。
登場人物はアメリカの映画だし普通に白人か黒人が多いけど、1人グレンっていうアジア人がでてきて、めっちゃかわいかった。
アジア人のステレオタイプでグレンも頭が良くてやり手なキャラクターだけど、明るくて軽いからみんなから頼られるのに軽視されがち、それでも元気っ子、みたいな。かわいいねグレン。
気になった場面もあった。
シーズン1の最終話で、みんなは安全なシェルターに入ることができて、あったかいシャワーを浴びたり久しぶりのアルコールを浴びるように飲んで、本や安心できるベッドに喜び合ってた。でもその場面が1番、みんながみんななんか暗くなっちゃってた。
主人公が一緒に行動してた一団は、ウォーカー(WALKING DEADのゾンビ)が少ない場所でキノコやリスやカエルを採りながら捕りながら生活してた。女は川での洗濯とこまごました仕事、男は狩りと護衛で1日が終わるみたいな。だからたぶんこの先どうなるんだろうとか、集団内の人間関係のこととか、そんなに考えなくて済んでたんだと思う。
フィクションだから、そんなことは別に私が発見したことじゃなくて制作側が描こうとしたことなんだけどね。
シーズン2も、人とお酒飲みながら観よ。
2018.4.30 21:29
『Sex and the City』HBO
本当に、私はこんなドラマが見たかったんだよ!そんなドラマ。
何年か前に映画SATC(略称かっこいいね)は観たことがあって、でもそれはそこまで面白いとは思わなかった気がする。
劇場版は観る人がドラマをもう観てる前提で作られていて、登場人物の毎度お馴染み感に全くついていけなかったからかな。
今回はじめてドラマの方を観て、私の海外ドラマは長くて観られないという固定観念はなんだったんだと思った。昨日の夜と今日の夜の、彼氏がバイト行ってる間にシーズン1が終わった。
SATCは題名のとおりSexと、the Cityであるマンハッタンがメインで描かれるけど、見終わって1番思ったことは友達がほしいなということ。
ミランダサマンサシャーロットみたいに、いろんな男とガンガンに遊んでる友達となんでもかんでも全部報告しあって、全部把握しあって笑いあう関係の友達がいたら最高に楽しそう。
妊娠した旧友のお祝いに郊外に行くシーンや、作中で何かにつけてニューヨークでは〜を枕言葉に話すのを観て、アメリカ人のニューヨーカーへの憧れとニューヨーカーであるということの自負は、東京のそれよりも強い程度であるんだろうと感じた。
観ていたらなんとなく生きる意欲湧いてくる。これが資本主義の力かな。
ここまで書いてきて陳腐な感想だなと思い、なぜそうなるのか考えてみたけど、これは仕方のないことなんだと思う。
それはこの作品自体がものすごく陳腐というか、後続の作品がこの作品の要素を取り入れて、そっちを先に観てるから陳腐と感じるタイプの陳腐さだから。
上手く言えなかったかもしれない。陳腐という言葉はおかしくて、スタンダードを作った的なことを言いたかったんだけど。
とにかくめちゃくちゃ面白い作品。
私が生まれた頃に作られた作品がまだこんなに、古きを知る意味じゃなく面白いのはすごいことだ。
本当にみんな観るといいよ。
英語の勉強ってことにしてさ。
2018.4.30 20:32